トップメッセージ
ブランディングの極意とは
何もしなければ自然に発生しては壊れてしまうブランド価値を、企業は永く愛され価値が高まっていくようにマネジメントしていく必要があります。そのためのブランドコミュニケーションに必要なIMC(統合型マーケティングコミュニケーション)のゴールは、ステークホルダーの視点から企業を見た際、一貫性のある統合されたコミュニケーションによって、望ましいブランドイメージを形成することです。
そのために最も重要な事は、マーケットインの視点で自社のブランド戦略を練るということです。どんなに素晴らしいブランドを構築しようとしてアピールしても、ステークホルダーにとって価値のない戦略ではブランドは成立しません。ブランドはステークホルダーの心の中にだけ作られるのですから、成功する強いブランドを築くにはプロダクトアウトではなくマーケットインの発想でステークホルダーの視点から企業の価値を考え、ブランド戦略を実行していく必要があります。神から人間に与えられた最も難しい修行は、相手の立場に立って、人の気持ちを考え、エゴを律して謙虚に自らの行動や考えを変えていかなければ決して永く繁栄出来ないという試練です。
IMC=統合型マーケティングコミュニケーションが重要であると言われ続けていますが、その実践が難しく、理想的なブランディングがなかなか成功しない主たる原因は、ブランドコミュニケーションの際に無意識のうちに自社のエゴやクリエイターの野心で実行してしまい、マーケットインの視点を忘れ、独りよがりのコミュニケーションとなってしまいがちだからです。
また近年になって世界的な潮流としてESGコミュニケーションが注目され統合報告の重要性がますます高まってきています。企業を取り巻く全てのステークホルダーと、環境、社会、ガバナンスという観点から対話し相互理解を高めて、サステナブルな経営を目指すという事は、まさにステークホルダーに対して相手の立場に立った思いやりの心で対話し経営品質を向上させ息の長い企業ブランドを作っていく事に他なりません。まさにそうしたマーケットイン思考こそがIMC理論の根幹であり、ステークホルダー資本主義に変化してきた近代経済における究極のブランディングの極意なのです。
当社はIMC理論に基づいた効果的なブランディングを実践するプロフェッショナル集団として、この困難な課題に果敢に挑戦しています。そして少しでも多くのクライアントのブランド構築に寄与する事で日本経済の復活に貢献して参ります。
株式会社IMCブランディング
代表取締役
加古 発